入院のご案内
当院では急性期治療後に必要とされる、在宅復帰に向けた医療や各種リハビリ等の支援を行うため、2019年5月より全床を地域包括ケア病床として運用しています。
地域包括ケア病棟とは
急性期治療を終了し、容態の安定した患者さんのうち、すぐに自宅や施設へ戻ることに不安のある方や、在宅で療養されている方の緊急時の受入れを行い、在宅復帰を目的とした治療や各種リハビリテーションを行う病棟です。外来や救急の患者さんの受入れや、介護者のご事情によるレスパイト入院も可能です。
【当院の地域包括ケア病床の特色】
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迅速な受け入れと多職種による支援で、早期の在宅復帰を目指します。
医師・看護師や医療ソーシャルワーカー、管理栄養士など多職種が入院時から関わることでご本人とご家族が安心して自宅や施設での生活に戻れるように支援しています。
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安心できる在宅生活に向けて“個”を尊重します。
診療科を越えて密な情報共有を行い、お一人おひとりの状態に合わせたケアを提供するとともに生活機能向上のためのリハビリや栄養療法を重視しています。
理学療法士
「座る」「立つ」「歩く」など日常生活で必要な動作ができるように、入院後の早い時期から筋力、体力をつける運動を行います。
作業療法士
排泄・着替え・入浴や家事動作など日常生活で必要となる細かい動きや応用的な動作の練習、認知機能低下予防のための訓練を行います。
言語聴覚士
「話す」「聞く(理解する)」などのコミュニケーションを支援し、「食べる」「飲み込む(嚥下)」ためのリハビリ(評価・訓練)を行います。
栄養サポートチーム
多職種のチームにより、お一人おひとりにふさわしい方法で栄養状態を良好に保ち、病気の治療やリハビリテーションを効果的に進めることを目標に活動しています。
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認知症に対して総合的なケアを行います。
認知症サポート医を中心にユマニチュードを取り入れたケアを実践し、リハビリ部門の積極的な関わりで認知症進行の予防策を講じています。
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退院後も安心してお過ごしいただけるよう支援します。
老人保健施設愛泉館、居宅介護支援事業所愛泉館など法人内の他事業所だけでなく、地域の医療福祉機関とも協働し、安心できる療養生活を支えます。
入院中のお食事
配膳時間
朝 | 8:00 |
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昼 | 12:00 |
夕 | 18:00 |
お食事は病室へ配膳いたします。管理栄養士が考えた献立を温冷配膳車により、温かいまま、冷たいままでお届けできるよう努めています。
- ※お食事後、動ける患者さんは下膳をお願いします。
- ※付き添いの方のお食事もご用意できますので、ご希望の方は職員にお申し出ください。
- ※食事療法を受けていらっしゃる患者さまもおられます。食品の持ち込みはご遠慮ください。
入院時の持ち物
手続き |
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薬 |
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衣類 |
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日用品 |
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- ※バスタオル、パジャマなど入院に必要な物品をレンタルするアメニティセットも提供しています。
入院期間
地域包括ケア病棟では、患者さんの状態に応じて入院期間を調整しながら60日以内を目標に在宅復帰・施設入所を目指します。
入院費用
入院費は定額(「地域包括ケア病棟入院料Ⅰ」)で、注射や検査、リハビリテーション、投薬、注射、入院基本料などが含まれています(一部の投薬、薬品、処理料を除く)。また、一般病棟に入院した場合と同様に、高額療養費制度が適用になります。
- ※食事代や差額ベット代、各サービスの利用状況によって費用の総額は異なります。
現在、新型コロナウイルス感染症への対応として、面会に制限を設けています。面会をご希望の方はお問い合わせください。
患者さまの治療と安静のため、面会時間や注意事項をお守りいただきますよう、お願いします。
- ※患者さまの病状によっては面会をお断りする場合もございます。
- ※体調のすぐれない方、12歳以下のお子さんは、病棟、病室への立ち入りをお控えください。
- ※お見舞い(ご面会)の方は、ナースステーションにお声がけください。
- ※患者さまの情報、状態、状況などについて、お電話でのお問い合わせはご遠慮ください。
- ※その他、他の患者さまの迷惑になるような行為はご遠慮ください。