当院は、特定非営利活動法人日本緩和医療学会の認定する研修施設として登録されています。緩和ケア専門医の研修先としても登録され、後進の育成に寄与しています。
ホスピスのご案内
まだ愛知県内にホスピスがなかった頃、「地域にホスピスを」という市民の切実な願いと草の根的な運動によって、1999年4月、愛知国際病院にホスピスが設立されました。地域の皆さまの想いがたくさん注がれた場所です。建設のためにたくさんの皆さまよりご寄付をいただき、市民の方々とともにつくりあげたホスピスです。
紹介動画
施設の様子やホスピスケア、患者さまの過ごし方などを動画で紹介しています。ぜひご覧ください。
ホスピスの役割
がんの苦痛や症状を和らげ、不安な心を支える目的の医療施設です。それぞれの方に与えられた時間を大切にし、その時間を無理に早めることも遅らせることもしません。痛みやさまざまな身体症状をやわらげるだけでなく、精神的、社会的、スピリチュアル(霊的)な援助も行います。また、ご本人・ご家族を含む心のカウンセリング、医療相談もお受けします。特殊な施設ではありませんので、お悩みにならず、まずはご相談下さい。
愛知国際病院の1日は朝礼から始まります。毎朝、職員が集まって聖書を読み、心を静めて神に祈りを捧げます。そして、病院理念「神いやし、我ら仕える」を肝に銘じて仕事に向かいます。ホスピスではまず、患者さん、ご家族の気持ちを謙虚にうかがい、共感、尊重することから始めます。ホスピスケア専門の医療者として苦痛緩和のために最善をつくすことと同時に、ひとりの人間として患者さん、ご家族の思いに寄り添って共に生きることを目指しています。神は患者さんを癒して下さり、患者さんは私たちのケアに何が必要かを教えてくれます。日々の学びを糧として、神宿るホスピスでの働きを続けていきたいと思います。
ホスピス医師
大村浩之
「仕える」心と姿勢。愛知国際病院、そしてホスピスの設立に心を寄せてくださった多くの方々が大切にしてこられたこの想いを、当院ではホスピス理念の冒頭に掲げています。そして、その言葉に続く<患者さん中心に徹し 地域と共に歩むホスピス>を叶えるために、私たちはケアを丁寧に積み重ねています。患者さんは「本当に幸せ」「本当にきれい」「風がこんなに気持ちいいとは知らなかった」と話されます。その心に近づくことができるよう、ボランティアを含めたスタッフは当たり前のことを大切にし、今日という一日が笑顔で、少しでも良かったと思える一日であるよう祈りながら、患者さんとご家族の傍にそっと仕えていきたいと思います。
ホスピス病棟看護師
師長
宮﨑里佳子
よくあるご質問
ホスピス賛助会
あたたかいホスピスケアを提供するには、運営のための資金が
必要です。資金面でのご協力をお願い致します。