医療法人財団愛泉会は、1981年「愛知国際病院」を開設したことから始まりました。「私たちの病院」とみなさまに思っていただけるよう、地域と共にあり、支えられ、育てられる医療をめざして歩んでまいりました。開院の翌年、家に帰りたいと願う患者さまの思いを叶えるために始めた訪問看護。高齢者が入院するとADLが低下して家に帰れなくなることを何とかしたいと設立した老人保健施設愛泉館。愛知県にホスピスが欲しいと願う方々の声に後押しされて愛知県で最初のホスピスを設立。「患者さまの必要なもの」が、私たちを育ててくれました。現在では、訪問看護ステーション、地域包括支援センター、居宅介護支援事業所と「必要なもの」は、たくさんの事業所として実現しています。2015年には、住宅型有料老人ホームカナンも開設しました。高齢化が進む中で求められることは、治すことを目的とした医療のみではなく、日々の生活、ひいては人生までも支える医療・介護なのです。
私たちはこれからも「どのような病気や障がいがあっても住み馴れた地域で暮らしていく」ことをサポートできるように、さまざまな職種が協力し合い、シームレスに連携していきます。さらに、法人外の多くの施設とも密につながり、この地域での「地域包括ケアシステム」の中核を担っていきます。