ごあいさつごあいさつ

愛知国際病院  院長 井手宏長 

医療法人財団 愛泉会
理事長 井手宏

 愛知国際病院は、キリスト教主義の病院として1981年に開院致しました。「私たちの病院」とみなさまに思っていただけるよう、地域と共にあり、支えられ、育てられる医療・病院をめざして歩んでまいりました。初めはスタッフ20数名のとても小さな病院でした。「患者さんの声」を聞き、「患者さんの必要なもの」を考え、開院当初より訪問看護を行い、老人保健施設、ホスピス病棟の開設を行ってきました。40年近くがたち、スタッフが増えた今も、患者さんの声に耳を傾け「顔の見える医療」をいたしております。情報があふれ、便利になった現代は人と直接関わらなくても生活することが可能な時代になりました。しかし、病気の時は人が恋しくなります。暖かい言葉、思いやりのある看病、不安を打ち消してくれる人との関わりが必要です。目の前に人がいて言葉が聞こえ、顔が見える。誰が検査をして、看護をして、薬を作ってくれているか。大規模病院では見えない「顔」のみえる医療を、愛知国際病院では、大切にしていきます。
 愛知国際病院は、たくさんのボランティアの方々、多くのみなさまに支えられています。これからもご支援よろしくお願い致します。

愛知国際病院  院長 井手宏長 

医療法人財団 愛泉会
愛知国際病院
院長 太田信吉

 愛知国際病院の基本方針は、「アジアの健康の増進への理解と協力」「キリスト教精神に基づく全人的医療」「地域と共にあり地域に支えられる医療」で、そのもとになっているのは、理念である「神いやし我ら仕える」というキリスト教精神です。私はこの理念と基本方針があったからこそ、愛知国際病院で働いてまいりました。聖書の中に「自分を愛する様にあなたの隣人を愛しなさい」とあります。この精神が医療の根本にあると思うのです。
 清里のポール・ラルシュ記念館には、彼が働いていた時の言葉が掲げられています。Do your best, and it must be a first class.(あなたの最善を尽くしなさい、そしてそれは一流であるべきである) ただ優しいだけでなく、一流の医療を提供することは、愛知国際病院も常々目指しているところです。開設当時から、病棟で薬剤師が働き、検査と看護業務を分け、採血は検査技師が行う、保険点数のない時代から訪問看護を行い、愛知県で一番最初にホスピス病棟を実現しました。
 小さな病院でありながらこのようなことができたのは、よき理解者、支援者として地域のみなさまがおられたからだと思います。みなさまに信頼され、支援していただける病院を、スタッフと共に、これからも歩んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。